2026年3月13日金曜日

【06】暴落こそが「複利」の入り口だった。資産2億円への第一歩は2006年の優待株から


1. 投資の原点は「身近な優待株」だった

私の投資家としての歩みは、今から約20年前の2006年ごろに遡る。 当時はまだ「FIRE」という言葉も一般的ではなかったが、理系ビジネスマンとして「給与以外のキャッシュフローをシステム化できないか」という問いを常に持っていた。

最初に手を出したのは、自分が普段利用する店舗の「株主優待株」だった。ビックカメラ、イエローハット、そしてイオン。これらは生活圏にあり、ビジネスモデルが理解しやすく、何より「優待券」という目に見える報酬が届くことに魅力を感じた。

2. リーマンショックという「システムのストレステスト」

投資開始から間もなく、2008年にリーマンショックが世界中を襲った。 私の持ち株も、例外なく評価損を抱えた。画面上の資産額が削られていく光景は、初心者には耐え難いストレスだ。しかし、ここで理系的な「利回り計算」が私を救った。

株価が暴落したことで、逆説的に「配当+優待」の総合利回りが10%を超える銘柄が続出したのだ。 「株価は市場の気まぐれで動くが、企業の出す優待券や配当原資が維持されている限り、このシステムは壊れていない」。そう判断し、損切りではなく「継続保有(ホールド)」を選択した。この時の「修羅場」での判断が、現在の2億円という資産の礎となっている。

3. 「72の法則」と複利の衝撃

この時期、私は投資において最も重要なアルゴリズムである「複利」の概念を深く学んだ。 特に衝撃を受けたのが「72の法則」だ。

72 ÷ 運用利回り(%) ≒ 資産が2倍になる年数

例えば、年利7%で運用できれば、約10年で資産は2倍になる計算だ。 「10年で2倍、20年で4倍……」。 この指数関数的な成長曲線を理解したとき、投資は「ギャンブル」ではなく、時間を変数とした「確実性の高い計算式」に変わった。2006年に購入したビックカメラやイエローハット、イオン系の株は、その後配当を出し続け、株価自体も当時の数倍にまで成長した。

4. 20年間の運用が証明したもの

現在、私のポートフォリオの一部となっているそれらの銘柄は、投資元本に対して驚異的な利回りを叩き出している。

  • 少額から始めた分散投資

  • 暴落時でも揺るがない利回りへの信頼

  • 時間を味方につける複利の活用

これら三つの変数が組み合わさることで、20代、30代の給与から少しずつ捻出した資金が、2億円という巨大な塊へと成長したのだ。

5. 結論:次なる20年、リート経営へ

2006年からの経験が教えてくれたのは、「一度構築した優良なシステムは、時間をかけるほど強固になる」という事実だ。

そして今、私は45歳。年収1000万円という現役時代のピークを迎えつつある。 これからは個人の優待投資に加え、マイクロ法人を通じた「リート(J-REIT)経営」という、より大規模で、より効率的な「複利マシーン」を構築するフェーズへと移行する。

20年前の自分に感謝しつつ、次の20年で「真の自由(リベルテ)」を確実なものにする。その道のりを、このブログに刻んでいきたい。

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